インターネットのない国へ

2月14日。幼なじみのKが研修地(東北)から東京へ。昼間、私は下北沢→銀座の月光荘画材店でスケッチブックを購入。
この日、関東が春を飛び越え初夏並の暖かさだったのを知らないKはダウンコートを着ていて、かなりかわいそうなことになっていた。Kがお世話になった人に贈り物をするということで銀座のイルビゾンテで買い物を済ませた後、近くのごはん屋さんで蒸した野菜や黒豚を食べながら近況報告。
実は母親同士が高校時代からの友達で、偶然にも生まれ月が2か月違いの私たち。Kは小学校にあがる直前に奈良へ引越したけれど、年に何度か地元に帰ってきたりしていて今まで交流が続いている本当に家族ぐるみ、私のことをほとんど全部知ってる人。大学に入った頃から、国内はいつだって見られるからと言ってバックパック一つで東南アジアやインド、オランダ、カナダにふらっと行っては現地から絵葉書をよこす頼もしい女子。そんなKが来月末、青年海外協力隊の一員としてアフリカへ。今は英語の研修が本当にきつくて仕方ないと言っていたけど、あっちに行ったらもっと大変なことがあるんだろうから残り1か月頑張って、と励ました。そしてプレゼントとして私と色違いの腕時計をプレゼントした。
もう出発まで会えないと思っていたから、会えたことは嬉しかったんだけど、私が人を見送るのが本当に下手くそなので、じゃあまたね!って程度の挨拶をして銀座駅の改札で別れた。今までみたいに気軽に連絡とれなくなるんだなぁと思ったら帰りの電車で、急に泣けてきて、あー、さっきまで我慢してたのになーという気分でいっぱいだった。

昨日のなまぬるい風は、酔って泣いてちょっと気だるい体にはなかなか心地よかった。
今日、Kから「昨日はありがと!アフリカから楽器とか送りつけるから!」というメールが来ていたので吹き出した(因みに一昨年はネパール土産として、野外フェスで売られているようなカラフルなブランケットが送られてきた)。