RoR'09

5月16日
今までメタモとかtaicoclubのような夜行性の人間の集いみたいなのしか行ったことのない私が、今年は昼間から外で飲みながら踊るぞー!と意気込んで愛知県で行われるRock on the Rockへ行ったのでした。が、笑えないくらいの強風かつ雨。しかも一体何の修行なのかと問いたいくらいの勢いで降ってるし。私たち何か悪いことしたかな…と悲しくなったりならなかったり(途中から開き直ってたというか、ここまで来たのに楽しまずに帰るのもなんかいやだと思って)。
1日目にきちんと観たのはキセルNATSUMENROVO。ダントツでROVOが良かった。NATSUMENの凄いステージを観ながら、ほかほかしている熱燗を飲んでも一向に体が温まらないのを悲しく思っていたけど、ROVOがはじまったら雨さえも心地良いほどで、それはそれは楽しかった。もうちょっと酔ってたら、もっともっと気持ち良かったろうなぁ。

ROVO / NA-X
宿泊先に戻ったら、みんな鴨居という鴨居を使って濡れた衣類を干していたのが面白かった。お風呂から上がったらプチ宴会が始まっていたのも楽しかった(昼間飲めなかった分を夜で取り返しました)。

5月17日
早朝、眩しくて目が覚める。カーテンがあることすら忘れたまま寝ていたことに気付いて、そうっと起きてカーテンを閉めてから二度寝(あんなに眩しいのに誰も起きないとは)。

晴れてたら早朝に海際を散歩したかったのになー、という気持ちを込めて撮った。
実は初めてのSAKEROCKを観ていたらうっすら晴れ間が出てきて、「あの中に晴れ男が…」と思いながらビールを飲んで、ちょっとへらへらしていた(ビール飲めるのが嬉しくて)。SAKEROCKの音源、一切聴いたことがなかったのだけど、まさかYMOのカバーをしてるなんて知らなくて嬉しくなった。

SAKEROCK / 千のナイフ妖怪道中記

YMO / 1000 knives

つじあやのfishmansの「頼りない天使」を歌ったのが、とても良かった。

SCOOBIE DOは足元ぬかるみ過ぎなのも気にせず(長靴だったので)踊った。グッドラックヘイワは、睡魔と空腹に負けて、途中離脱した。宿に戻って一旦昼寝でもしようかと思っていたら、エゴラッピンが始まって「a love song」を演っていたので観た。
海を眺めながらチャイを飲んだり、シャボン玉吹いたりのんびり。雨を気にせずぼーっとできる瞬間がようやくやって来て、それも嬉しかった。
いよいよ大トリは、曽我部恵一バンド。

もう雨は全然降ってなくて凄く楽しくて、笑って歌って踊って、気がついたら暑いくらいでした。曽我部さんも楽しそうで嬉しそうなのが良かった(娘さん達も来てたみたいですね)。

2日間、ほんとに早かったね。

雨さえなければという気持ちがやっぱり強いけど、雨が降ってたからこそ晴れの貴重さが身に沁みて分かったというか、一瞬でも雨が上がった時の喜びようったら無かった。今まで(過去参加したtaicoclubとかメタモや渚音楽祭で)今回みたいなすごい雨に見舞われず楽しめたのって、運が良かったんだなーきっと。
この夜の帰り際、生まれて初めて夜光虫を見ました。波打ち際が青く光って不思議だった。夜光虫って、ホタルのようなものを勝手に想像していたよ…。