夕子ちゃんの近道

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

夏休み前から通勤電車の中で読み進めていました。ここ最近は意識的に男性作家の文章を読むようにしてみたのですが、この人の文章は本当にやわらかいなーと思いました。実際に生活の中で自分たちが心の中でつぶやくようなことを実際の文章に織り込んだりするから面白い。わぁ、そこでそんな言葉、と思う。男性作家の文章はカタい、というのはかなりの思い込みだったんだな、と。あと、どこかすっとぼけたところが好きです。読み終えて栞が「フラココ屋」仕様になっていることに気付いてにんまりしました。[8月:1冊目]