大乱歩展
昼過ぎ、神奈川近代文学館へ。「大乱歩展」を見に行きました。江戸川乱歩といえば高校時代に夢中になって読んだ作家。あの時期は、あのなんとも言えないじめっとした、一文でぞわっとするような文章が好きだったのです。夢野久作もあの頃読みました。エログロナンセンスの世界というやつです。今から思うと相当屈折してたなと思うけど。私が江戸川乱歩を知るきっかけとなった蔵(中には乱歩さんがコレクションしていた古書などがぎっしり)の内部のパネル展示があって、思わず歓喜。横溝正史との往復書簡なども面白かったです、最近読んだミステリー小説ではこの作品が良かったとか書いてあって。几帳面さが表れている貼雑年譜(スクラップ魔)、転居の記録を地図にしてみたり(引っ越し魔)とか、家の見取り図(すごく細かい)を書いてたりとか、今までは作品での乱歩さんしか知らなかったけれど人として本当に面白い人だったんだなーということが知れて、行って良かったです。
- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/07/25
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
夕方、都内の友人宅へ。夕食の中華料理を食べながら、仕事の話とか恋愛の話とか。
これだけ食べても一人2000円でお釣りが来る。美味しいので友人宅に行く時の定番になってきている。
婚約破棄、不倫、お見合い←これ私以外の3人の友人たちの現状なんだけど、なんか、こういう言葉にあてはめてしまうと物凄く自分たちの年齢をリアルに感じてしまう。のほほんと過ごしてたらあっという間に30歳になっちゃうよとか、そんなことやってるの時間がもったいないよとか私は彼女たちに言われ続けている。焦って何かをやってもうまくいった試しはないというのが本音なので、静かに私は彼女たちを見ている感じ。
ううむ、と考え事をしながら帰宅したら、別の友人からメール。結婚が決まりそうという話で、一気にテンションが上がる。PCを開いたら高校時代の友人から入籍しましたというお知らせ。おめでたい話続きで、にやにやとしてしまう。休日の最後が幸せな話で、本当にうれしいなーと思う。