summer sonic 09 in tokyo（正確には千葉）

1日目に行ってきました。ほーこれが都市型フェスかと思いました。
以下感想です。
幕張には11時くらいに到着。大阪からこれを観るためにやってきた大学時代の友人Iと合流。この日のためにどうやって嫁を説得して来たのか教えてもらっておなか抱えて笑いました。
■School Of Seven Bells
SONIC STAGEのトップバッターはこの人たち。前の方で観ていたけど、音響が良くない…。高音が割れる…ボーカルとコーラスが聞こえない…。専門的なことは一切分かりませんが、ボーカルやギターのサイケデリックなところが魅力的なバンドだと思っているんだけど、特に彼女たちの場合、声量がすごくあるというわけじゃないしなあ。PAの近くで観たらなんとかましになったもののかなり残念でした。でもノイジーなギター、格好良かった。そしてやっぱり双子の姉妹、美人だった。
■Kyte
別の友人Hとその友人と合流したので4人で乾杯していたらあっという間にKyte目当ての人たちでいっぱいに。座ったりごろんとなって観ることにしました。あの映画の宣伝効果なのかな。どちらにせよすごい人気でした。最初の曲が新しいアルバムの1曲目でした。初めてKyteの音楽を聴いた友人が「フジロックみたいな広いところで聴いたら泣いちゃうだろうなー」って言ってて、私も外で夜に聴きたいなぁと思った。
3曲目か4曲目に「Sunlight」のイントロが流れはじめたので、荷物を友達に見てもらい前の方へ走って行きました。

このイントロは生で聴くと鳥肌が立つよ。
■GIRL TALK
ステージ上にいっぱい人がいて踊ってる…！しかもみんな外国人、キャミソールにショートパンツみたいなのばっかだ！男の人もタンクトップだし、なんだこれはーと思いつつ楽しくてはしゃいでしまいました。マイケルの曲も何曲か使ってたなー。途中からGTが上半身裸になってたりDJブースの上にのぼっちゃったり、どこからどうみても乱痴気騒ぎでした。今調べてみたらアー写がすごく変だけど楽しかったから良いや。
■PHOENIX
新しいアルバムからの曲が多かった。のびのびと観られました。後ろで観ていた男の子たちが「うわー初めて観るけど超かっこいい！」って言ってて、そういうのが嬉しかった。

1stアルバムに収録されている「If I Ever Feel Better」という曲がとにかく大好きで、嬉しくて踊って泣いた。実はこの曲にはちょっとした思い出があって歌詞の内容とリンクするものなんだけど、5年ぶりくらいに蘇ってきたなー。でもやっぱりいい曲だ。最後は新しいアルバムから「1901」。本当にすごく良かったので単独公演あるとしたらなんとしてでも行きたいなあと思いました。
■MOGWAI
とにかく神々しくて、照明効果も素晴らしくて、息を飲みました。下から上へ徐々に照らしていくブルーの照明や淡いグリーンの照明がとても綺麗でした。なんだろうなぁ、心臓をぎゅっと掴まれるような感覚になるって表現が近いのかも。別の場所で観ていた友人Hは泣いたようです。

名曲「2 Rights Make 1 Wrong」もやってくれました。今回迷いもしたけど振り切って、来て良かったなあと心から思った。
■Aphex Twin
ステージ上には3つのスクリーン、ラップトップの置かれたブースの前面にもモニター。そのモニターに、緑色の文字で宇宙人（？）からのメッセージがカタカナと英語でタイピングされていく。内容はあんまり覚えてないけど、地球上の全生命を支配する、とか、戦争みたいな無意味なものはやめろ、とか22時までに我々は一つになる、とかそういう感じの内容で。もうそれだけで場内大興奮。映像が切り替わり、薄暗いステージ上を見つめると…いました！リチャード本人が！squarepusherのように楽器を弾くスタイルのライヴではないので、映像がメイン。前半〜中盤はかなりストイックな感じで、ライヴ前に想像していたのに比べればかなり分かりやすく、また優しい感じ（笑）。まさかのマイケルジャクソン「Rock With You」をサンプリングしたのには度肝抜かれた。もちろん高速回転だったけど。

セットリスト的なものは殆ど分からないのだけどVJはこれと同じだったので貼っておきます。こんな感じです。
中盤〜後半が凄まじかった。徐々に攻撃度は増してきてどっぷりドリルンべース。映像もどんどん意味が分からなくなってくる（あの怖い顔がぐるぐる回ったりする）。気がついたら会場の壁という壁全部に映像が。でも気持ちが良くて終わらないで欲しいと思った。麻薬に手を出さなくてもこんなに気持ちがいい音楽があるのになあ、と最近テレビで大騒動になってるタレントのことを思ったりもしました。映像はどんどん気持ち悪くなっていって最後の方は前が観れなかったけど、下向いたり目瞑って踊ってました。楽しすぎた。初めて観聴きした人、気持ち悪かっただろうなあ。

後半はこんな感じ。大体同じような構成で他の国でもライヴやってるのかな。
「windwlicker」のイントロが流れはじめた時のあの怒号のような歓声（私はその時、なぜか両手で口を押さえていた）、盟友squarepusherの「Beep Street」*1をやったのも忘れません。そういや友人Iと大学で知り合った時、彼がよく聞いてたのが「Hard Nomal Daddy」でそれで私はsquarepusherを知ったんだった！ということまで思い出しました。

トム、若いと思ったら12年前…22歳!?え、今まだ34歳？しかし超名曲。
プレイ中は一度もフロアを観なかったように見えたけど、去り際両手の親指をぐっと立ててフロアを見渡したリチャード、最高に男前でした。

以上、長い！

*1:「Hard Normal Daddy」収録