風味絶佳

風味絶佳

風味絶佳

母親の本棚から拝借し積読になっていたものをようやく読み終えた。装丁とタイトルのフォントと挿絵が好みでした。恋愛する男女の情念みたいなものが満ちている短編集で、中でも「アトリエ」は本当に怖かった。愛の実態ってよく分からないけど、ここまでいくともう狂気の沙汰(途中ふと岩井俊二の「undo」を思い出した)。最後に収められている「春眠」とあとがきに少しほっとした。12月26日読了。[12月:3冊目]