スラムドッグ$ミリオネア

レディースデイ、2本目。「トレインスポッティング」を撮ったダニー・ボイルの新作です。よく考えたら「トレインスポッティング」も「普通じゃない」も「ザ・ビーチ」も観てるのに監督名を覚えてませんでした(アカデミー受賞の時に知った)。
まあすんごい面白いから、と聞いていたけど最初からぐいーっと引っ張られて行きました。スピード感がすごいし音の迫力もすごかった。あとはこの監督は、痛いシーンや汚いシーンが本当にリアルだなぁと思いました(前に観た他の作品でもそういう印象が強かった)。全編通して構成がとても分かりやすいのも魅力的。子ども時代、はっきり言って貧困層なのでやってることはきれいなことじゃないけど笑顔は無邪気だし、何よりも狡賢くも逞しい。お兄ちゃんの子ども時代が小さいながら商売人面していて、中におっさんが入ってる…と思ったりしました。
エンディングがマサラムービーらしい感じなのですが、そこに登場人物全員出してあげてよーとこっそり思いました(大団円的な感じで)。個人的には「運命を信じちゃう」タイプの人間なので、こういう終わり方の映画はとても好きです。


主演の二人のインタビューなんだけど肘が歯にクリティカルヒット。仲が良さそうでとてもよろしいと思った。